ExcelマクロとRPAの使い分け
RPAはExcelマクロで行う処理を置き換えることが可能です。
しかしながら大量にデータを扱う、複雑な条件分岐・関数が必要、などの場合ではExcelマクロを使用した方が有利な場合があります。また、既にExcelマクロを業務に組み込んでいて、これを有効活用したいという場面もあるでしょう。
この場合、全てをRPAに置き換える、もしくは全てをExcelマクロで行うのではなく、RPAが有利な部分はRPAで動作させる、Excelマクロが有利な部分はExcelマクロを使用する、といった使い分けをするのも一案です。
なお、RPAが有利もしくはRPAでないとできない処理としては
- Excel以外のアプリを操作する
- 画像認識による操作を行う
- IE以外のブラウザを操作する
- スケジュール実行を行う
などが挙げられます。
EzRobotとExcelマクロの連携
EzRobotを使用する事でExcelマクロだけではできない、以下の様な処理を実現できます。
- Excelマクロをスケジューラーから呼び出して定期的に実行する。
- Excelマクロでデータ整形を整形し、処理完了後に自動でブラウザで登録する。
- 他のアプリで入手したデータをExcel上に入力し、入力完了後Excelマクロを起動し、データを処理する。
EzRobotでアプリとExcelマクロを繋ぐ事ができるので、アプリA⇒Excelマクロ⇒アプリBといった具合に複数のアプリをまたがってExcelマクロを連携させることが可能です。
EzRobotのExcelマクロ連携機能の特徴
前述のようなRPAとExcelマクロを連携はRzRobotの拡張機能「Excelマクロ連携」を使うことで可能です。
EzRobotの「Excelマクロ連携」ではExcelマクロとRPAの同期処理を実現しています。同期処理とは則ち、Excelマクロの処理が終るのを待ってからRPAが次の処理に移るという機能になります。これが無いと、Excelマクロを呼び出した瞬間にRPAが次の処理に移ってしまい、Excelマクロの制御ができません。
また、EzRobotではExcelマクロのエラーハンドリングを可能としており、Excelマクロがエラーを起した場合は別の処理を行う、といった動作も可能です。
これらの機能により、EzRobotではRPAとExcelマクロの連携を可能としています。