EzRobotを動かすのに必要なPCのスペック
EzRobotを動かすのに必要なPCのスペックを教えてください。
動作には「最小構成」のスペックが必要です。
快適に動作させるには「推奨構成」以上のスペックが必要となります。
最小構成
最小構成はEzRobotを動かすのに最低限必要なPCのスペックです。これを下回った場合、パフォーマンス上の問題が発生する可能性が高くなります。
・ CPU:PASSMARK※1 2000以上
・ メモリ:4GB 以上
・ HDDもしくはSSD※2:Cドライブに10%以上の空き容量
パフォーマンス上の問題が発生した場合、ロボットの動作が極端に遅くなる、操作タイミングのズレで意図しない動作が行われるなど運用面での弊害が発生します。PCのパフォーマンスはロボット作成時の作業効率にも影響しますので、スペックが十分なPCを最初から用意した方が総合的にコストを抑えられる傾向があります。
※1 PASSMARK
PASSMARKはCPU性能を数値で表したものです。Google検索窓で「“CPUの型番” PASSMARK」と入力し、検索結果の最初に出てきたページを参照することで調べる事が出来ます。PASSMARKの数値が高いほどCPUの性能が高くなります。
(例)「corei7-1065g7 passmark」で最初に出てきたページをクリック。ページ内の「Average CPU Mark」の値PASSMARKとなる。( corei7-1065g7 の場合“8976”)
※2 HDDとSSD
EzRobotを快適に動作させるにはシステムドライブ(Cドライブ)がHDDではなくSSDであることを強く推奨します。
HDD・SSDどちらもPCのデータを格納する装置であり役割は同じです。HDDは磁気ディスク、SSDはフラッシュメモリという構造上の違いがあります。SSDは容量あたりの単価が高いですがHDDより遙かに高速にデータの読み書きが可能で、ソフトの起動時やデータへのアクセス時に大きな差が出ます。また、Windowsは何も操作していなくてもシステムドライブ(Cドライブ)に対してデータの読み書きを頻繁に行います。その為システムドライブがSSDであることはWindows全般のパフォーマンスに大きく影響します。
推奨構成
推奨構成ではEzRobotの動作でパフォーマンス上の問題が発生する可能性がほぼ皆無となり、安定してEzRobotの運用を行う事ができます。
・CPU:PASSMARK 8000以上
・ メモリ:8GB 以上
・ SSD:Cドライブに10%以上の空き容量
これを超えるスペックであれば更なるEzRobotの安定運用が望めます。
その場合はCPUのPASSAMRKの値が最も重要な指標となります。一般的なオフィスの用途であればメモリは多くの場合8GBあれば十分です。
EzRobotを仮想環境上で動作させるのであれば、物理PC内に仮想環境に割り当てるメモリが必要になります。(例:物理PCのメモリ16GB、その内8GBを仮想環境に割り当て)