EzRobot 動作環境
EzRobotの動作環境は以下となります。
- OS:Windows10、Windows11 ※1
- 画面解像度:1024×768以上、表示スケール(拡大率)※2 100%のみ対応
- Microsoft Office 2013/2016/2019、Office365※3
※1 サポートするOSの種類
サポート対象のOSはWindows10 64bit版、Windows11なります。Windows10 32bit版やArmCPU版のWindows10、11は動作保証対象外になります。
また仮想環境の構築・運用に関してはサポート外となりますが、仮想環境上(Hyper-V)で動作するWindows10 64bit版でEzRobotの動作確認は行っております。
※2 表示スケール(拡大率)
表示スケールは文字やアイコン等のサイズの拡大率を表します。100%では等倍表示です。
解像度に対してディスプレイが小さい、より綺麗なフォントを表示させたい場合では100%より上の拡大率が選択されることがあります。しかし、PC毎に表示スケールが変ってしまうとEzRobotは正しく画像認識を行う事ができません。その為、初期設定で表示スケールを100%で固定することがEzRobotの動作条件となります。
※3 Microsoft Officeへの対応
EzRobotでは2013以降のMicrosoft Office製品の自動化に対応しています。
2010以前のMicrosoft Officeについては既にMicrosoft社のサポートが終っているため、当社でもサポートの範囲外となります。
Microsoft以外のOffice製品(例:LibreOffice等)はEzRobotからのキーボード・マウスを介した操作は可能ですが、直接の操作やデータのやりとりはできません。
最小構成
最小構成はEzRobotを動かすのに最低限必要なPCのスペックです。これを下回った場合、パフォーマンス上の問題が発生する可能性が高くなります。
- CPU:PASSMARK※4 2000以上
- メモリ:4GB 以上
- HDDもしくはSSD※5:Cドライブに10%以上の空き容量
パフォーマンス上の問題が発生した場合、ロボットの動作が極端に遅くなる、操作タイミングのズレで意図しない動作が行われるなど運用面での弊害が発生します。PCのパフォーマンスはロボット作成時の作業効率にも影響しますので、スペックが十分なPCを最初から用意した方が総合的にコストを抑えられる傾向があります。
※4 PASSMARK
PASSMARKはCPU性能を数値で表したものです。Google検索窓で「“CPUの型番” PASSMARK」と入力し、検索結果の最初に出てきたページを参照することで調べる事が出来ます。PASSMARKの数値が高いほどCPUの性能が高くなります。
(例)「corei7-1065g7 passmark」で最初に出てきたページをクリック。ページ内の「Average CPU Mark」の値がPASSMARKとなる。( corei7-1065g7 の場合“8976”)
※5 HDDとSSD
EzRobotを快適に動作させるにはシステムドライブ(Cドライブ)がHDDではなくSSDであることを強く推奨します。
HDD・SSDどちらもPCのデータを格納する装置であり役割は同じです。HDDは磁気ディスク、SSDはフラッシュメモリという構造上の違いがあります。SSDは容量あたりの単価が高いですがHDDより遙かに高速にデータの読み書きが可能で、ソフトの起動時やデータへのアクセス時に大きな差が出ます。また、Windowsは何も操作していなくてもシステムドライブ(Cドライブ)に対してデータの読み書きを頻繁に行います。その為システムドライブがSSDであることはWindows全般のパフォーマンスに大きく影響します。
推奨構成
推奨構成ではEzRobotの動作でパフォーマンス上の問題が発生する可能性がほぼ皆無となり、安定してEzRobotの運用を行う事ができます。
- CPU:PASSMARK 8000以上
- メモリ:8GB 以上
- SSD:Cドライブに10%以上の空き容量
これを超えるスペックであれば更なるEzRobotの安定運用が望めます。
その場合はCPUのPASSAMRKの値が最も重要な要素となり、これが大きければ大きいほど処理速度が向上します。メモリはある一定以上のサイズがあれば処理速度に対する影響は少なくなります。一般的なオフィスの用途であれば多くの場合8GBあれば十分です。
なお、EzRobotを仮想環境上で動作させる場合は、物理PCと仮想PCで必要となるメモリおよびCPUパフォーマンスは区別される為、上記推奨構成より更に上位のスペックが必要になるケースがあります。
(例:物理PCのメモリ16GBの内8GB、PASSMARK16000以上のCPUの内半分のコアを仮想環境に割当て)